
ひきこもりとニートの違い
同じだと思っている人が多いけど実際は違う。
というか世間に根付かせたいことの一つがこれ。
【ニート】
・15~34歳で、就業も通学も職業訓練も就職活動も(家事も)しておらず、また家事に専従していない人
こういう定義付けがされているが実際は中高年ニート等の言葉も出て来て更に上の年齢もそう呼ばれるようになっている。
個人的な考えとして、ニートは上記の定義に加え、普通に友達と遊びに行っている点や、その資金を親に貰っている人を指したい。
【ひきこもり】
・厚生労働省は、ひきこもりのことを
「様々な要因の結果として、社会的参加を回避し、原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態」
と定義している。
友達と遊びに行くということは無い。
ただし、この両方には曖昧な点が多く、若年層ニートと呼ばれる半数以上がひきこもりに当てはまるという説もある。
ちなみに40歳~64歳のひきこもり・ニートは2019年には61.3万人いると内閣府から発表されている。

同じく2019年の15~39歳のひきこもり・ニートは74万人。



合計したら約135万人。
こんなにもひきこもり・ニートがいるのに救いの手は微々たるもの。
就職・バイトしようにも採用側は「ずっと家にひきこもってた中年の社会不適合者なんかより、日本語できない若い外国人雇うわw」と門前払い。
ここからは僕の個人的な考えです。
まず世間のひきこもりに対する認識を変えたい。
いまだに「甘えるな!外に出て仕事しろ!」という考えだけを持つ化石のような人が多いのが現状。
「それが簡単に出来たら135万人もひきこもってねえわ!」と突っ込みたくなります。
ひきこもってしまったのには一人一人様々な理由があり、決してテンプレート形式で対応していは解決できません。
しかしながら一つ僕が本気で推し進めたいのは、
「ひきこもりは病気」
ということ。
ひきこもりは結局のところ学習障害、自閉症スペクトラム等の発達障害、うつ病、統合失調症などの精神疾患の可能性が限りなく高いのです。
これは僕が勝手に思ってるのではなく、精神科医が監修しているような多くの本に書かれています。
最近、図書館で借りた本には精神科の院長である大先生が「ひきこもりの半分は統合失調症の可能性がある」って書いてありましたからね。
僕のTwitterで、ひきこもりの方々100人程と繋がっているアカウントがあるのですが、多くの方が通院しています。
発達障害も含めれば、ほとんどのひきこもりは病気を抱えていると思っています。
しかしながら問題はまだまだ多くのひきこりの方々が病院に行っておらず、病気認定してもらっていないこと。
世間体を気にする親が、自分の子供が障害者だと認めたくなくて病院に連れて行かないケースも多いです。
いや、それじゃダメなのよ…
病気と診断されることにより、今の現状は病気が原因ということを認めてもらえることになる。
病気と診断してもらえない限り、今、仕事ができず、ひきこもっている状態を「甘え」と言われても何も反論ができない。
障害認定してもらえば、障害年金が貰える可能性もあります。
月額
・2級 約7万円
・1級 約87500円
障害年金を貰うメリットとしては、自分が社会に参加している認識を持てることと、これからの自分に投資できるお金を確保できること、家庭に生活費として入れて家族に還元することも出来ます。
更に障害認定されれば障害者雇用として様々な支援が受けられます。
いきなり厳しい社会に参加するのではなく、就労支援などで経験も積めますし、仕事が出来なくても温かい目で見てくれる環境を手に入れることが出来ます。
病気と診断されなければ、バリバリ頑張って仕事こなしてきた普通の人達と一緒のラインに立ち、仕事することになるので、そんなのずっとひきこもってた状態の方からしたら不可能モードとなります…。
話がだいぶ逸れましたが、僕が言いたいのは世間のひきこもりに対する認識を「甘え」から「病気・障害」に変えたいのです。
病気や障害で仕事ができないのを叩く人はいません。
いたら、むしろその人が叩かれる時代です。
障害者になるのに抵抗がある人にADHDという発達障害を説明もしたいのですが、話が更に長くなりそうなので辞めておきます(笑)
簡単に言うと、
「ゲームには集中できるけど、勉強には集中できない」
これもADHDの症状の一つです。
これで障害者と言われることもあるのですから、健常者と障害者の垣根なんて、実際はほとんど無いのです。
ひきこもりの相談、障害年金の相談、何でもお聞きしますので、是非気軽にメッセージくださいm(__)m