【万引きGメン体験談】仕事の裏側やトラブルを暴露します

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約半年間の間、万引きGメン(店内警備員・私服警備員)として万引き犯と日々バトルしていた柏木と申します。

あなたは万引きGメンって聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?

次から次へと来る万引き犯を捕まえて大忙しというテレビ番組の印象があると思いますが、実際はほとんど捕まえられないのが現実です。

僕がいた警備会社の部長の話ではテレビの取材時は万引きGメンのエース級を投入し、5日間くらい同じ店、同じ服で勤務し続けてもらい、それを1日の間に起きているように編集し、怪しい人や犯人を捕まえるシーンだけを取り上げる形らしいです。

今回は、そのような裏側も含め、万引きGメンの実情をリポートしていきます!

仕事内容

まず基本的なことから解説していきます。

スーパー勤務の場合の挨拶

オープンする前に従業員入口や搬入口から入り、店長さんにご挨拶。
基本的に店員さん全員に挨拶しなくて良いです。

「何故なら店員さんの万引きも疑わないといけないから!」

と、警備会社の部長から教わりました。

なので自分が万引きGメンであることは店長だけに知らせておけば大丈夫そうです。

まぁ結局は何時間も店内をうろつくことになるので気付かれるんですけどね(;^ω^)

と、いうか午前も午後もカゴに2個くらいしか入れない状態でずっと店内うろついてるやつが万引きGメンじゃなかったとしたら完全にヤバいやつですよね(笑)

店内の位置確認

万引き犯を捕まえるとしたら、レジを通さず店外に出てから捕まえます。

なので、店内全ての出入り口の確認は必須。

あとは店内のどこに何の商品が置いてあるかも確認しておく必要があります。

万引きされやすい人気商品(?)ってのが万引き犯の中に存在するので、そこは重点的にチェック。

そしてレジからの死角、監視カメラからの死角、万引き犯が狙いそうな死角スポットは経験を積んでくると一瞬で気付くので、そのスポットをどこから監視するのが最適か、理想のポジションを決めます。

監視業務

ほとんどの時間は監視業務です。

ひたすら怪しい人物が来ないか待ち続ける。

この仕事を始めたばかりの頃は、みんながみんな怪しい感じがしてしまい、ガン見してました(笑)

経験を得てからわかりますが、ずっと見ていたら万引き犯も盗めません(;^ω^)

なんと言っても、この仕事は万引きを防止させるのが目的ではなく捕まえるのが目的なので、万引きしてもらわなければ何も始まりません。

本当は万引き防止が至高なのですけどね~

わざわざ万引きGメンを雇って一日中回らせたのに、結果、何もありませんでしたの報告じゃ

「何の為に万引きGメン入れたと思ってんの?」

という店長さんからの視線が痛いほど突き刺さります。

「万引きされそうでしたが防止できました!」

なんて報告は嘘かもしれないし、次も来たときにまた盗むかもしれないので無意味。

やはり

万引きさせて捕まえる

これがこの仕事では何より重要です。

怪しい人物発見!

その万引きしようとしている人物がいたらマーク開始です。

普通のお客さんは商品だけを見ているので、ほとんど商品に視線が行ってますが、これから盗もうとしている人の視線は周囲の人に向けることが多くなります。

でも、その視界に僕がいたら盗んでくれないんですよ。

目を合わせることは絶対NG行為なのでマークしている人の方向を向かず、間接視野で行動を捉えています。

しかしながら警備会社から捕まえる際に通達されている大原則として

犯行の瞬間を目視する

という項目があるので万引き犯が商品を見ながら隠し場所(上着・バッグ等)に入れる瞬間だけはしっかりと目撃しなければいけません。

もしその犯行の瞬間を目撃したことが万引き犯にバレると、万引き犯は他に移動した際に商品をどこかに置いてから出ていくかもしれません。

でもその置いた瞬間を見落とし、店外に出た瞬間に捕まえたら誤認逮捕として、こちらが万引き未遂犯から一方的に怒鳴られ、店長からもイヤミを言われ、部長がわざわざその万引き未遂犯の家まで謝罪に行くという悲惨な結果となります…

なので万引きGメンの仕事というのは決して簡単ではなく、リスクのある仕事なのです。

現行犯逮捕

怪しい人物をマークし続け、万引きの瞬間をしっかり確認できた後、万引き犯が店外に出たら声をかけます。

後ろからそっと近づき、バッグなどに手をかけながら声をかけると、急に逃げ出した場合もバッグを掴んで捕まえられますし、商品が入っていた場合、被害を食い止められます。

この瞬間って、正直こっちもめちゃくちゃ緊張します。

誤認逮捕だったら先程言った通り悲惨なことになりますし、相手はどうせ最初は認めないから言い合いになること確実ですし、下手すりゃ殴りかかってくる危険性もあります。

マニュアルでは犯人に抵抗しないで良い、無理に逮捕しなくて良いと書いてありますがマークしてからここまで1時間とか掛かる場合もあるわけですよ。

そして捕まえられなかった日は店長さんの「お前いた意味ねえじゃん」の視線…

そんなプレッシャーの中、目の前で逃げていく犯人を追わないわけがないでしょう!と思うわけです。

おばちゃんの万引きGメンが多いですが、正直おばちゃんだったら逃げ切るの楽勝だと思いますよ。

ただ日頃からサッカーで鍛えているスピード型ウィングである僕から逃げきれた犯人はいません。

犯人拘束から事務所へ

そんなこんなで捕まえたら、まず店の事務所に連れていきます。

昔はそこで店長さんが説教して帰すということもあったみたいですが、今の店舗は大抵まず警察に通報することがマニュアル化してますね。

警察が来る間に犯人の情報を聞く作業があり、警備会社、お店側に提出する書類用です。

で、新人時代の話ですが実は捕まえたのに警察に怒られたことがあります。
犯人ではなく僕がですよ?(笑)

警察が来て聞かれるのは

・何時何分に
・どこのコーナーで
・何を
・どっちの手で
・どこに隠して
・店内のどこを通ったか

超細かく聞かれるわけですよ。

マークしてから、犯行の瞬間を目撃し、ようやく店外に出て(ここまで30分)、心臓バクバクのまま言い争い、捕まえて事務所に移動し、名前や住所を聞きメモをし終わった後。

正直、そんなこと細かく憶えられません(笑)

ハッキリ憶えてないことを伝えると警察の人に相当強い口調で説教されました。

犯人の前で(笑)

その日からは「あっ。こいつやるな」と思ったらスマホに声を録音して中継するような感じで記録を残すようにしました。

もちろん口は動かさず、イヤホンで音楽聴きながら買い物してる客風で。

イヤホンで音楽聴いてる万引きGメンって実はなかなかいないんですよ。

なんと言っても店長から見たらサボってるように見えますからね。

万引きGメンも結局は客商売。

常に目を光らせて周囲を警戒している姿が理想だと思ってるのでしょう。

そんなやついたら一瞬で万引きGメンとバレて誰も万引きしてくれませんよ(;^ω^)

逆にイヤホンで音楽聴きながら気楽に買い物してる僕に、犯人は気を許して(?)くれるのか結構万引きしてくれます。

給料は激安

ここまで自分にリスクのある仕事だから給料もまあまあ貰えるんじゃないか?と思いますが激安プライスとなっております。

僕はアルバイトだったのですが時給1000円

時給だけ聞けばそれなりだと思いますが、勤務時間が

10:00~13:30→休憩(90分)→15:00~18:00

6.5h=6500円(日給)

交通費は出ますが駅から遠い店もあるので、電車とバス乗り継ぎで片道1時間半以上とか平気でかかる日も多いです。

バイトだから安いのか?と思いきや、研修の際にお世話になった大ベテランの方々が「結婚したいならこの仕事やめな」と愚痴をこぼしてました。

足が痛くなる

勤務時間中に座ることはほぼ無く、ずっと立ち仕事です。

普通に立ったり、歩いたりしていれば平気なのかもしれませんが、買い物客のフリをすると商品を見ているフリをしたり、わざとスローに歩いたりして慣れない頃は足も腰も痛くなって仕方なかったです。

部長によると立ち仕事をずっとしてきたベテランスタンドワーカーでも、この仕事では足が痛いと愚痴をこぼす場合がほとんどらしいです。

僕は下の商品を見るふりして、しゃがんだりしていましたが、やはり足の疲労はハンパなかったので、時々トイレに行き便座に座ってサボってました(笑)

あと怪しい人物を間接視野と横目で見る為に常に目を動かしているので、目を動かす筋肉も疲れますね(;^ω^)

万引きGメンの良いところ

ここまでの内容だと万引きGメン業界から怒涛のクレームが押し寄せそうなので、良いところを挙げていきたいと思います。

一人で出来る仕事

良くも悪くも勤務中はずっと一人です。

休憩含め、8時間ずっと孤独な仕事って結構寂しがり屋には耐えられない仕事かもしれません。

が、職場の人間関係が面倒接客など人に気を遣い続ける仕事は嫌や!という方にはベストの仕事でもあります。

勤務中に遊べる

いや、またこう言うとGメン株式会社の方からお怒りのメッセージが届きそうですが、あくまで日頃から万引き犯を捕まえている方限定の話です。

万引き犯も捕まえず、ただスマホで音楽聴きながら店内ブラつくだけでいいっしょ的な考えを持っている人は全く数字が出ないので、いずれ淘汰されていきます。

音楽聴いたりゲームしているその辺の暇な兄ちゃん風を演じて犯人を油断させながらも犯行現場を的確に捉え、現行犯逮捕も出来て、しっかり数字を残せる人であれば許される仕事上必要な「遊び」です。

ゲーム好きにはたまらん

仕事なのでゲームと比べるのは不謹慎ですが、僕としてはステルスゲームを思い出しながら仕事していました。

特にアサシンクリード

気配を消して相手に気付かれず隙を見て暗殺する。

犯人とのステルス対決は癖になります(笑)

野菜の相場を知れる

もうそんなに良いところないんかぃ!とツッコまれそうですね。
そうですネタ切れです(笑)

一日中店内回ってればそりゃ商品と値段を嫌でも覚えちゃいます(;^ω^)

まとめ

以上が万引きGメンの裏側を暴露する記事でした!

求人では「私服保安警備・店内私服保安員」とかいう名称で募集している場合もあるので、なりたい方は是非インディードなどで検索してみてください。

「今まで見た最強の万引き犯」
「万引き犯がもしめっちゃ可愛かったら」

など、話したい話題はまだまだ尽きないのですが、それは次回以降ということでお願いします。

読んでいただき、ありがとうございました(^^♪

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