農業が人手不足という謳い文句に騙されるな!実体験を語ります

まず最初にお断りしておきたいのですが、あくまで僕が体験したことだけを参考に記事を書いているので、他の地域がどのような状況かは詳しく知りません。

誤解がありましたら大変申し訳ありません。

しかしながらこれから農業という仕事を目指そうとしている方に少しでも僕の経験が参考になれば良いと思い、暴露させていただきます。

農業を目指したキッカケ

アラフォーニートである僕は正社員を目指し就職活動していたのですが、どこにも雇ってもらえないどころか、アルバイトですら不採用が続き

「これからの人生どうすりゃいいんだよ…」

と、頭を抱えていました。

その時にふと、ネットで見ていた広告に目を奪われます。

「農業を仕事にしてみませんか?」

と。

人生お先真っ暗で気付けば中高年齢になっていた僕にとって

(これは今後の人生を切り開く救いの道になるのではないか?)

と、希望を見出しました。

そこで広告に掲載されていた「新・農業人フェア 」というイベントに行くことを決意。

新・農業人フェア・・・簡単に言えば農業を始めたい人と、農業を始めたい人を探す各自治体を繋ぐイベント

正直、農業については全然詳しくなかったのですが、とりあえず話を聞いてみようと思い会場に出向きました。

新・農業人フェア

会場に行くと農業をしたい人と、日本中から来ている自治体のブースで活気に溢れていました。

やはりというか僕と同じくらいの年齢の男性が多かったです。

とりあえずお話を聞きたいと思い、北海道のとある町のブースに座ると、世間話も交えながら色々とお話を聞かせていただきました。

僕も結構乗り気になり、具体的にいつから農業の研修を始められるのか聞いたら

「今年と来年はもう研修生の枠が埋まっちゃってるから再来年くらいになるね」

とのこと。

(えっ?人手不足だからここで募集してるんじゃないの?もしかして大人気?)

と、拍子抜けした感じになりました。

年齢的にも今すぐ農業を本格的に始めたいと思っていたので、そこはパスし他の地域のブースへ。

全国色々な地域がありますが、そもそもどんな農業をしたいかなどのビジョンを持っていない為、色々な地域の特性があることを理解できない状況でした。

なので、元々憧れを持ち、住みたいと思っていた北海道のブースへ再度移動。

先程の方が、すぐに研修を始められるような町を探してくれていたようで、とある町のブースに連れていってくれました。

そのブースにいた方は、めちゃくちゃ物腰が柔らかく、丁寧に説明してくれる良い方で、僕が質問した細かいことを面倒がらず長時間に渡って話してくれました。

・国や自治体から補助金も出るし、農業機械、車、ビニールハウスなどは元々の農家の方から譲り受けられ初期費用はほぼかからないので、本人は200万円も出せば自分の農場を持ち農業を始められる。

ということだったので、これだけの条件で新たに農業を始められるなら良いなと思い、二度ほど北海道に面接に行った後、北海道に移住し研修生活が始まりました。

農業研修でのパワハラ

そこに待っていたのは、ブラック、パワハラなんでもありの世界。

始業は朝5時
終業は夜7時

農業というのは決まった時間がないので、その辺はある程度納得できましたが、研修先の農場は親子経営で、朝~夕方まで若旦那(42歳)が出て、昼~夜までは親方が出るシステム。

一日働いているのは研修生の僕だけ。

それよりも社員も含めたパワハラがきつかったです…

社員はだいぶ年下ですが、そんなことはお構いなしに命令口調で常に指示してきました。

作業について何も言われていないので、とりあえずビニールを社員と二人で20メートルくらいの距離で伸ばし合っていたときに遠くから「いいよ」と言われたので、この伸び切ったビニールを土の上にかけようとビニールから手を離した瞬間に「何やってんだよてめぇ!」との怒鳴り声が!

もうさっぱりわかりません。

基本的に社員は指示が面倒なのか、具体的な指示はせず、一言二言、命令するだけで後はこっちが判断しなければならない状態。

何か聞いても無視するか「なんでわからねぇんだよ!ちょっとは考えろよ」とまた怒鳴られるので、ある程度は自分で考えなければなりません。

メモすら取らせてもらえず…

そんな状況を見て若旦那がフォローしてくれるのかと思いきや、一緒になって怒鳴ったり、バカにしてくる始末。

親方は色々なところで「〇〇はほんと使えない」と僕の悪口を言っていたようです。

唯一優しくしてくれたのはパートのおばさん。
自分の母親の年齢に近い方だったのですが、色々と話を聞いてくれたり、家で料理してきたものを「栄養つけな」とくれたり、何度も救ってくれました。

〇協の人の裏切り

僕が移住するときに研修生を担当する〇協の人と知り合い、

「何か困ったことがあったらいつでも相談してきなよ」

と、優しい声をかけてくれました。

パワハラに対し、自分も追い込まれていたので、お言葉に甘え、ついに全てを暴露し、相談。

そうしたらその次の日には若旦那や親方に、その内容を全て話され、僕は完全に追い詰められてしまいました。

一週間後にはその町の農業関係者全員に話が広まり、僕は完全に孤立…

農業を始めるなら2000万円必要

まだ研修が始まって1カ月くらい経った頃に1年先輩の研修生とお話する機会がありました。

そこで話された内容はちょっと耳を疑うようなもの。

先輩:「農業を始めるなら色々と買わないといけないし最高2000万円くらい必要かな」

というもの。

(えっ?新・農業人フェアの説明では200万円準備すれば大丈夫と聞いたんだけど?)

と思い、親方に率直に聞いてみました。

そうしたら、

親方:「それは無いな。機械だってビニールハウスだって金がかかる。譲ってくれる人がいる?そんな人いないよ。みんな新たに〇協に借金して農業始めてる」

絶望…

あの話は何だったのか?
というか2000万円の借金?

完全にヤラれたとその時、気付きました。

200万円だけって聞いたんですけど?」

と、僕が親方に聞くと、

親方:「連れてくる為に少し大げさに言ったのかもしれねえな。連れてきて1年くらい研修させればもう後戻りできないから借金してでも農家始めるよ(笑)」

結論

人手不足とか言ってるけど要は大金を借金してでも農業を始めたいと思える人がいるかどうか。

いないので人手不足と言っているだけだと僕は思います。

ちなみにその町の研修生はかなりの人数がいて、独立したときに余っている土地がなく困っている研修生がいるほど人材は有り余っていました。

パートさんもたくさんいたので、ニュースでよく見る「外国人を雇わなきゃ農家はやっていけない」なんて、どこが言ってるの?と思うほどです。

再度お断りしておきますが僕が見てきたのは、一つの町の農業。

本当に困っている地域もあるかもしれません。
農業をこれから始めたい方は、

・その地域が本当に人手不足なのか?
・本当はいくらで新たに農家を始められるのか?

を詳しく聞いたり、サイトや現地の情報も集めてから移住を決意したほうが良いと思います。

長文ですが読んでいただき、ありがとうございました(^^♪

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